幼いアトピーっ子への乳酸菌摂取で、アトピーを良くする事について

　急に寒くなってきましたので、「アトピーっ子の体を元気にする＆インフルエンザに負けない体作り」のダブル効果をねらって、いくつか普段の食生活よりも食べる機会を増やしている食材があります。

　例えばそれが、体を温めて、風邪を引くのを予防するのに効果的なネギやショウガ、抗菌作用のあるニンニクやニラのような食材なのですが、もう一つあります。

　それが、乳酸菌の摂取です。

　アレルゲンやウイルスをブロックする効果をより高めるために、健康的な腸を作っておきたいから、乳酸菌の摂取も意識しながら食べています。

　乳酸菌と言えば、乳酸菌飲料やヨーグルトなどがまず頭に浮かぶかもしれませんね。

　「ヨーグルトを食べたら、アトピーや花粉症が改善する」

　これもよく聞く話ですが、これらは乳製品から作られる動物性の乳酸菌ですから、牛乳がダメなアトピーっ子には使えません。

　そこで、メールマガジンの中では、納豆やみそ、酢、たくあんやぬか漬けのような漬物の様な、日本で昔から食べられてきた発酵食品をしっかり食べてねと、よく紹介しています。

　要するに、腸内環境を良くするために、善玉菌を体内に増やして、腸内環境を改善して、腸を元気にする効果があるという点では、和食の発酵食品も、洋風の乳酸飲料やヨーグルトも、同じ事だと思うのです。

　では、どこが違うのか？どちらがいいのか？と言うことになりますよね。

　効果が大きいか小さいかの差はあるかもしれませんが、腸内環境をよくするという点では、どちらも同じだと私はおもっています。

　おおざっぱに言えば、日本の菌か、外国産の菌かと言うだけなので、飲んだり食べたりして、アトピーがひどくなったりしなければ、基本的には、どちらを選んでもいいんじゃないかしら。

　けれど、赤ちゃんから２歳前後までの時期の　幼いアトピーっ子の場合は、食物アレルギーを起こしている子が多い上、血液検査で出てこない素材に強く反応していることも多いから、何に対してアレルギーを起こしているのかがつかみにくいものです。

　そこで、牛乳が飲めない子にはもちろんのことですが、アレルギーに伴う症状が重くてつらい乳幼児期のお子さんには、ヨーグルトのような乳製品から乳酸菌を摂取させるよりも、和の発酵食品をまずはおすすめしたいと思います。

　その理由は二つあります。

　つまり、和食で使われる発酵食品は、日本人が昔から使ってきた伝統食なので、遺伝子的に体に合いやすい人が多く、体内で有効に活用されるのではないかと思えること。

　二つ目には、安易に食べられるからと、ヨーグルトのような乳製品を定期的に食卓にのせたり、体にいいいからと自由に摂らせる習慣が、幼児期に身に付いてしまうと、どうしても洋風のおかずやおやつが合うので、こちらを好むようになり、洋食好きが定着してしまうこと。

　すると、食卓が洋風に傾いて、どうしても野菜不足になるし、脂質の多いメニューが増えて、アトピーっ子の体の負担になってしまいます。これが長い目でみたら、アレルギーと言う体質がある子にはマイナスなのです。

　例えば以前、「卵に厳しい制限のあるアトピーっ子」の生活について、特番をテレビでやっていたのを見たのですが、その子の朝食は、「ヨーグルトとチーズ、パンだけ」でした。

　確かに、卵は含まれていないかもしれませんが、果たしてこの食事内容で、アトピーは良くなれるのでしょうか？答は、ＮＯです。

　極端に言えば、こんな世界が少し先に待っています。

　肌を潤す働きをする食品や、湿疹が出ないよう、体調を整える食品群が、何も含まれていなくて、単に、卵を差し引いただけのあの食卓で、果たして良くなれるのかしら？

　それよりは、野菜をたくさん入れた味噌汁とたくあん、ご飯の組み合わせで、副食二つから、
ミネラル＋乳酸菌を摂取したほうが、はるかに肌はきれいになれるのにと、野菜中心生活を体験して感じます。

　ですので、乳酸飲料やヨーグルトのような、乳酸品関連の食品は、無理強いしなくても喜んで食べますから、少し大きくなってからでＯＫ。

　まずは、和の発酵食品に含まれる植物性の乳酸菌から善玉菌を摂取する習慣付けを優先させた方が、長い目で見たら、幼いお子さんのためになるように思います。

　だから、幼いうちは、ごくたまに、ごほうび感覚で乳製品を与える程度にしておくといいよと言うのが、私のおすすめの食べ方です。


　「アトピーっ子の体を元気にする＆インフルエンザに負けない体作り」のために、食べ物での工夫も始めてみませんか？



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　子供でも取れる手軽な発酵飲料が甘酒です。腸内環境の改善に、遠藤酒造場の甘酒いいですよ。
ここは明らかに発酵菌の質がよく、便秘に悩む人にも飲んでみて欲しいです。ノンアルだから　お子さんにも飲めるし、妊婦さんの栄養補給にもおすすめです。

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