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魚アレルギーではなく、ヒスタミンの中毒かも [除去食・代替食について]

 先日、Webのニュースでアレルギーに関する、気になる記事を見つけました。 それによると「富山市の保育所で、魚屋から納品された半解凍のカジキマグロを、調理師が揚げ物にしたところ、職員と幼児の合わせて48人が食中毒を起こした。」というもの。

 これだけ読むと、え?どこがアレルギー?

 と言う感じですが、残ったカジキマグロから検出されたのは、アレルギー中毒を引き起こす物質の「ヒスタミン」だったこと。100g中、100ミリグラムを超えると中毒症状が出るのに対し、160~770ミリグラムの高濃度が検出されたようです。

 ヒスタミンは、皮膚のかゆみや赤みを引き起こす物質で、ソバをはじめとして、ナスやたけのこなど、仮性アレルゲンと呼ばれる食品にも多く含まれています。

 今回、子供達が訴えた症状は、発疹や頭痛などだそうで、食後30分程度で、だんだん食中毒症状が顕著になっていったようです。

 この話を読んで、一番に頭に浮かんだのが、昔、まだ赤ちゃんだったうちの子が、離乳食として出した赤魚で、じんましんを起こしたこと。

 あの時は、とにかく びっくりして、以降、赤魚は恐くて食べさせられなくなり、二年近くたってから、恐る恐る食べさせてみたら、何ともなく、それ以降、一度もトラブルがなかったので、あれは、何だったのだろう?と当時は思いましたね。

 その後に、アトピー仲間で話をしていて、「そう言えば、パパが釣ってきた魚を食べたら、じんましんを起こすことがあった」と言う話も出て、いろいろ調べてみたら、「鮮度が悪い魚でじんましんを起こすことがある」と話がわかって、そうか・・・と、赤魚でのじんましんにも、納得出来ました。

 ちなみに、ヒスタミンを生成する細菌は4度を超えると増殖しやすいといわれます。

 同様に、今回のカジキマグロも、水揚げされてから保育所に納入されるまでの間の温度管理に問題があった可能性が高いようです。どちらも、冷凍状態から解凍されて、販売ルートに載る魚なので、釣ってきた魚と同様に、温度管理に問題があれば、トラブルが起こりやすそうです。

 でも、ヒスタミンには、味やにおいがないことから、食べても異常は感じにくく、食べて異常が出るまで、見つけるのは難しいようです。

 ヒスタミンでの中毒は、昨年で、年間22件報告があるそうですが、実際には、我が家のように、子供だけがトラブルを起こして、「この子には食べられない食材なんだ」と誤解されている例は、もっともっと多いんじゃないかしらと私は思います。


 子供だけが発疹を出せば、「アレルゲンなんだ・・・[もうやだ~(悲しい顔)]」 と、親が勘違いするのは当たり前ですものね。

 そんな偶然の事故で、食べ物をずっと除去し続けるのって、親子にとって、大変大きなマイナスです。

 小さな記事でしたので、あまり詳しくないのですが、事件が起こった順に載せてみましたので、よろしければ詳しくご覧下さい。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=200906/2009060400682&rel=y&g=soc
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090605-00000089-jij-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090606-00000303-mailo-l16
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