宮崎での口蹄疫のニュースを見ながら、何が残酷か考えてしまうのです。 [食の安全]
宮崎県での口蹄疫で牛や豚の殺処分が始まって一ヶ月あまり経ちました。
GW前後の忙しさもあって、テレビのニュースをほとんど見ていなかったので、あまり気にしていなかったのですが、11日の新聞で、「56農場で6万4千頭が殺処分」と書かれている見出しを読んで、以前見た数の倍になっていたので ぎょっとし、きのうのWebニュースをさらに目で追ったら、「71カ所で感染や感染の疑い確認 処分の対象は7万7,000頭超」
宮崎県での口蹄疫で牛や豚の殺処分のニュースについては、こちらから
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20100512/20100512-00000097-fnn-soci.html
ええーーーー
小さな個人経営の酪農家さんは、いくら国が全面保障すると約束してくれても、それはどうせ、最低限の価格で買い取るという程度だと思うので、決して儲かるわけではありません。
むしろ、飼料に配慮しながら育てた、安全性が高い いい肉を作ろうとしていた農場さんほど赤字でしょう。
しかも、食用にされる生き物とはいえ、牛も豚も、みんな生き物です。
以前、国産牛肉が「牛肉トレーサビリティ法」によって、「販売する際に個体識別番号の表示が義務付けられる」 (これについては、また後日あたらめて載せますね)と言う時期に、飼育の現場を見学するツアーが催されていたので、子供を連れて参加したことがあります。
それまで、牛乳をしぼるための乳牛は見たことがあったのですが、肉として販売される牛を間近で見たのは、私も初めてでした。
干しわらを餌場に運んだり、おとなしい牛の目を間近に見て なでてやりながら、
「肉片になってしまえばおいしいだけの牛肉だけど、そうか・・ こんな子を食べていたんだ。 」
と頭の片隅で考えてしまうので、あの体験は、ものすごく複雑でした。
そんな 手塩にかけて育てた牛や豚が、一度に殺処分のために連れて行かれる、あるいは、人手が足りないために、自分たちで殺したり、埋めたりする心が張り裂けるような作業を、酪農家の方がしてゆかなければならないのです。
これは、とても とても 耐えられないつらさだと思います。
鳥インフルエンザの時は、ウイルスを広げないために焼却して死体を埋めていったと思いますので、今回も、そうなのでしょうか?
殺されていく様子は、とても残酷すぎて、テレビにも映らない光景なので、それを見ていない私たちは、 「ああ、殺処分か。補償金がたくさん税金で使われるのか・・・」みたいな感覚があるかもしれません。
私は新聞を読みながら、頭の中で、首を切られて死んだ牛や豚が野外で燃やされていく光景を想像していました。
体が大きいだけに、無駄に殺されていく姿は無残そのもの。
なのに、それにもかかわらず、動物が焼かれはじめれば、食欲をそそる いいにおいが立ち上ぼってゆきます。
さっきまでかわいそうだと思っていたのに、いいにおいがし始めたら、おいしそうだと感じてしまう人間って、なんて残酷なのでしょう。
ただ
人も、動物も、植物もみな、病気の原因となるウイルスが体内に入っただけでは病気になりません。
それは、知らぬ間に体内でそれと戦って勝つ仕組みを、それぞれが長い年月の間に身につけて持っているからです。
なのに
近年は、大量の殺処分が出るニュースが相次ぐのは、飼育動物の体に何かが起こっているからなのかもしれません。
そして、それを食べる私たちも、食の安全に無関心でいてはいけないのではないかと、こんなニュースに接するたびイロイロ考えてしまうのです。
旬でおいしいお話
春のおいしい旬といえば、新玉~
甘くてみずみずしくて、これがもう、とれたての玉ねぎはめっちゃおいしいのです。
きっと 「新玉が手に入ったら、必ずこれは作る」という家庭料理があるのではないかと思うのですが、さて、我が家で新玉が取れたら、一番に作りたくなる料理といえばですねぇ・・・
・・・あ、もうお時間ですか ほな、さいなら~ ・・・と軽いオチ
にほんブロ グ村
ランキングに参加しています。ポチしていただけると、励みになります。
サブブログで「春のお泊まり保育や旅行・研修でアトピーっ子が気をつけたいこと」をUPしました。http://yoikomap.seesaa.net/article/149653503.html
GW前後の忙しさもあって、テレビのニュースをほとんど見ていなかったので、あまり気にしていなかったのですが、11日の新聞で、「56農場で6万4千頭が殺処分」と書かれている見出しを読んで、以前見た数の倍になっていたので ぎょっとし、きのうのWebニュースをさらに目で追ったら、「71カ所で感染や感染の疑い確認 処分の対象は7万7,000頭超」
宮崎県での口蹄疫で牛や豚の殺処分のニュースについては、こちらから
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20100512/20100512-00000097-fnn-soci.html
ええーーーー
小さな個人経営の酪農家さんは、いくら国が全面保障すると約束してくれても、それはどうせ、最低限の価格で買い取るという程度だと思うので、決して儲かるわけではありません。
むしろ、飼料に配慮しながら育てた、安全性が高い いい肉を作ろうとしていた農場さんほど赤字でしょう。
しかも、食用にされる生き物とはいえ、牛も豚も、みんな生き物です。
以前、国産牛肉が「牛肉トレーサビリティ法」によって、「販売する際に個体識別番号の表示が義務付けられる」 (これについては、また後日あたらめて載せますね)と言う時期に、飼育の現場を見学するツアーが催されていたので、子供を連れて参加したことがあります。
それまで、牛乳をしぼるための乳牛は見たことがあったのですが、肉として販売される牛を間近で見たのは、私も初めてでした。
干しわらを餌場に運んだり、おとなしい牛の目を間近に見て なでてやりながら、
「肉片になってしまえばおいしいだけの牛肉だけど、そうか・・ こんな子を食べていたんだ。 」
と頭の片隅で考えてしまうので、あの体験は、ものすごく複雑でした。
そんな 手塩にかけて育てた牛や豚が、一度に殺処分のために連れて行かれる、あるいは、人手が足りないために、自分たちで殺したり、埋めたりする心が張り裂けるような作業を、酪農家の方がしてゆかなければならないのです。
これは、とても とても 耐えられないつらさだと思います。
鳥インフルエンザの時は、ウイルスを広げないために焼却して死体を埋めていったと思いますので、今回も、そうなのでしょうか?
殺されていく様子は、とても残酷すぎて、テレビにも映らない光景なので、それを見ていない私たちは、 「ああ、殺処分か。補償金がたくさん税金で使われるのか・・・」みたいな感覚があるかもしれません。
私は新聞を読みながら、頭の中で、首を切られて死んだ牛や豚が野外で燃やされていく光景を想像していました。
体が大きいだけに、無駄に殺されていく姿は無残そのもの。
なのに、それにもかかわらず、動物が焼かれはじめれば、食欲をそそる いいにおいが立ち上ぼってゆきます。
さっきまでかわいそうだと思っていたのに、いいにおいがし始めたら、おいしそうだと感じてしまう人間って、なんて残酷なのでしょう。
ただ
人も、動物も、植物もみな、病気の原因となるウイルスが体内に入っただけでは病気になりません。
それは、知らぬ間に体内でそれと戦って勝つ仕組みを、それぞれが長い年月の間に身につけて持っているからです。
なのに
近年は、大量の殺処分が出るニュースが相次ぐのは、飼育動物の体に何かが起こっているからなのかもしれません。
そして、それを食べる私たちも、食の安全に無関心でいてはいけないのではないかと、こんなニュースに接するたびイロイロ考えてしまうのです。
旬でおいしいお話
春のおいしい旬といえば、新玉~
甘くてみずみずしくて、これがもう、とれたての玉ねぎはめっちゃおいしいのです。
きっと 「新玉が手に入ったら、必ずこれは作る」という家庭料理があるのではないかと思うのですが、さて、我が家で新玉が取れたら、一番に作りたくなる料理といえばですねぇ・・・
・・・あ、もうお時間ですか ほな、さいなら~ ・・・と軽いオチ
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サブブログで「春のお泊まり保育や旅行・研修でアトピーっ子が気をつけたいこと」をUPしました。http://yoikomap.seesaa.net/article/149653503.html
このニュース、私も気になっていたのです。
人が食しても害はないとのことですが、大事をとっての処置なのでしょうね。
それにしても、そんな大量な牛さんが処分されていたとは?!
う~む、複雑な心境です。
欧米の「ベジタリアン」の真の意味がわかりますね。
(アメリカTVドラマ「フレンズ」にも、ベジタリアン女性が登場しますが、やはり動物を食すことに抵抗があるためのようです)
よいこさんの記事を読みながら、ビリー・クリスタル主演の「シティー・スリッカーズ」という映画を思い出しました。
働き盛りの中年男3人が、休暇を取ってカウボーイ体験をしにいくのです。
季節が変る頃、牛の群れを野を越え、山を越え、大変な思いをして牛の群れをなんとか移動させる、という冒険映画なのですが、やっと目的地に着くと、牛たちは、食用に売られてゆくわけで・・・。
なんともせつない。 (--;
また、欧米人は日本人よりも人の名前を覚える才能があるようですが、それは牧畜業を営む民族だからとか?!
私など、なかなか名前が覚えられない性質なので(よく勝手に名前を作ってしまうし(笑))、感心してしまいます。
牛や羊も1頭1頭性格が違うから、カウボーイたちは牛や羊たちにも名前をつけて見分けていたのだそうです。
彼ら(欧米人)が個性を重視するのは、こういう文化からなのでしょうね。
ところが昔の日本は今よりもっと十把一絡げ的でしたが、それも農耕民族故の特徴だったのかも知れませんね。
トマトやキュウリ、なすなど1つ1つが個性的であるより、ツブが揃ったものが良品とされるわけだから。
文化と習慣、食生活でいろいろ特徴が出るものですね。
そうそう!
「いのちの食べ方」という映画、ご存じですか?
http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
以前から気になっていたのですが、よいこさんの記事を読み、今度DVDを借りてこようと思いました♪ Thank you!
by yumeji (2010-05-12 12:40)
新玉の料理といえば・・・
スライスした玉ねぎにしそドレ!(笑
料理じゃないですか。
by もももんがが (2010-05-12 15:08)
この手のニュースを見るたび、牛や豚、にわとりはモノでしかないんだと痛感します。
by ふぢた (2010-05-12 15:24)
あちこちで言われてますけど、これ一県の問題じゃないです。
国はなにしてるんでしょう。
食べれなくはないけど、生タマネギは得意ではないかも~(^_^;)
by タッジーマッジー (2010-05-12 16:13)
病気の蔓延、心配ですね。食の安全、気を付けていただきたいです。
by 水郷楽人 (2010-05-12 17:11)
普天間のつぎは、宮崎、鶏、牛、豚、もう、人間の勝手さばかりが目立つような気がします。
by レオぱぱ (2010-05-12 18:52)
ひょえ~~~!
知らんかった。
3月以来、ニュースどころか新聞もまともに見られないササエ。
これはショックです。
そうですね、個体が大きいだけに辛いですよね。
もっと有り難く頂かなくては。
命ですから。
新玉。きっと皆さんスライスを水にさらし
ドレッシングが最高とか言うんだろうな。
好きな人多いもんな・・・。
ササエ、生の玉ねぎだけは苦手なのです。
口の中がず~~~っと玉ねぎだから。
火が入ればいいんだけど。
旬の味、一つ損してますね。
by ☆ササエ☆ (2010-05-12 19:06)
新玉ねぎ、カツオのたたきの上にどっちゃり
スライスして炒めてウスターソースをたらっと・・・が好き
by koichan (2010-05-12 21:22)
人間の業ってやつは永遠のテーマですね。
なかなか悟れるもんやないですやんね。
新タマ、最高っすね!
単純に炒めて、歯応えのある状態で食うのが
いっちゃん好きっす(^∇^)~♪
by kabekazi (2010-05-12 22:05)
簡単に“保障をするから全頭処分”というところが恐ろしいですね(^^;
100頭いたとして、一気に1歳になったら酪農は成り立ちません。。。
現場を知らない行政の考え方ですね。鳥インフルの時も見るに堪えませんでしたが・・・現場は修羅場でしょう・・・
新タマ美味しいそうですがww生ねぎダメなの~((((( ( (ヽ(;^0^)/
普通に炒めて、煮て、食べますwwごめんね~。
by 兎猫 (2010-05-12 23:52)
これって・・・もっと早く対応できなかったのかな?と、疑問に思ってしまいますよね。
新たまねぎ!!
取れたては甘いんですね・・・。
生でもおいしいんでしょうね~。(o^_^o)
by みさぴ (2010-05-13 00:49)
人間て残酷です。
ありがたく頂戴しなくては(食す)
いけませんね^^
新玉切りやすくて
おいしいですね^^
by みうさぎ (2010-05-13 08:21)
大変難しい問題を含む内容でしたのに、真摯に読んでいただいて感想を頂戴し、本当にありがとうございます。さすがに^^酪農には関わっておりませんので、従事されているかたがたのご苦労の本当のところはわからないのですが、とどまることがない病気の連鎖に危機感を感じて、思わず熱くなりました。最近、わけのわからない病気が家畜に蔓延していくのを目にするたび、何かが起こっているのかなぁと感じ、目に見えない敵ほど怖いものはないなと思います。たくさん書き込んでくださったのに、今回は、まとめてのお礼になってしまい申し訳ありません。またご訪問させていただきます・^^
by よいこ (2010-05-13 11:35)
牛のニュース、今日、テレビ番組で
取り上げていたのを見ました。
酪農家の方は本当に大変ですよね。
手をかけて育ててきたのにと思うと、
やりきれない気持ちになりますね。
by youzi (2010-05-13 22:55)