何でも手作りしちゃう習慣は、想定外のアレルゲンをブロックするのに有効です

　アトピーに伴う食事の制限が始まって、少し素材への知識がついたら、買い物をする時に、必ず商品に記載されている原材料名を確認してから買うクセが付きました。

　特に、インスタント食品やレトルト製品には、うちの子に与えることが出来ない素材が入っている事が多かったので、ラベルを見た途端に、

　「ああ、こりゃ、ダメだ・・・」 　


・・・と、ガッカリさせられることも多くて、とにかくなんでも素材から手作りする方が当たり前になっていた時期もありました。

　もちろん！

　タレや調味料もその例外ではありません。

　実は、「チャーハンの素」なんてなくても、炒めて塩、こしょうの後、酒としょうゆを鍋肌から入れて、こがしながらからめると、とてもおいしく作れるのをご存じでしょうか？

　「麻婆豆腐の素」を使う代わりに、野菜を炒めて、豆腐を加え、みそとしょうゆ、みりん（砂糖）で味付け。

　ここに　くず粉でとろみ付けをすれば、ちゃんと麻婆豆腐の出来上がり。（大人の皿には、取り分けた後から、一味唐辛子をふります）

　もちろん、「○○の素」の様なインスタント食品の他に、焼き肉のタレだって、同じ事です。

　要するにタレ類は、裏面の表示を見て、書かれているのと同じ調味料を混ぜ合わせて、少し煮立てて作れるのです。

　ある程度　料理に慣れると、この程度の工夫で、そこそこ似た味が自分で作れるようになり、おいしく食べられますから、なんでも買うものだなんて思い込まずに、作ることも試してみて下さいね。


　もちろん


　裏の表示を必ず確かめることや、自分でいちから手作りすることは、気がついていなかったり、表示に載せられていない思いがけないアレルゲンをブロックするために欠かせない工夫でもありますよ。

　と言うのも、例えば、アトピーっ子におすすめの食材の一つであるちくわにしても、卵白が入っているものと、いないものがあるように、タレや調味料のたぐいは、よく裏の表示を確かめて買わなければ、思いがけない材料が使われていますし、エキス類が抽出される過程で使用された素材が、表示には含まれていることもあります。

　また

　一般的に、自然食品店などで購入する、こだわりのある調味料は、自然素材から抽注した商品が多いのですが、安くて、便利に使えるインスタント商品ほど、安く作るために原料に不自然な添加物が増えてきます。

　こんなものに卵や乳製品は、まさか入っていないだろうと思いこんで、知らずに使えば、食事性のアレルギーに敏感な子供は、反応して、症状が悪化してしまいますから気を付けてくださいね。


　・安全なものを食べたければ、素材から選んで、なんでも自分で作ってみる。

　・インスタント食品や調味料、加工品全般を買うときには、必ず裏ラベルを確認する。 　


この二つは、食べ物にアレルギーを起こしてしまうアトピーっ子を育てるママの基本じゃないかと思います。

　大変そうに思えるかもしれないけれど、こつを覚えたら案外簡単に出来ますし、食費もこれでかなり安く上がるから、いいことだってありますからね。 　

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タグ：手作り アレルゲン 料理 レシピ アトピー