アトピーっ子と卵かけご飯や卵アレルギーについて [除去食・代替食について]
何回かに分けて、アレルギーと生卵の話を書いてきましが、お話のシメとして、実は、日本独特の文化でもあった「卵かけご飯」やそのブームについて載せてみたいと思います。
そもそも
「卵かけご飯」あるいは「生卵を そのまま飲む」など、卵を生で食べる行為が、日本以外の国でも、当たり前ではないか?
と、私たちは考えがちですが、どうやら そうではないみたいですね。
欧米だけでなく、アジアの国々でも、生のまま卵をいただく習慣はほとんどなくて、卵は火を通して食べるのが当たり前とされているようです。
その理由の一つが、サルモネラ菌です。
でも、日本の場合は、昔ながらの習慣で、生卵として食べることも配慮された上で、殻が殺菌処理され、抗生物質を含んだ飼料を与えることで発病しにくくなっていると言う事情があるそうです。
(むむむっ!抗生物質のエサ゛が、そのためにと言うのであれば聞き捨てなりませんね ).
そんな生卵を使って作る卵かけご飯ですが、たまたま去年、卵かけご飯がブームと言う記事を新聞で読んでみたら、「365日たまごかけごはんの本」あたりからブームに火が付いたようで、なんと!この本は、もう16万部も売れたのだとか。 みんな大好きなのねぇ。
さらに記事を読みすすめてゆくと、食物アレルギーに悩んでいるママが読んだら、どなたも仰天するような内容が、さらに続いて書かれていました。
なんと!
「小学校の先生がわざわざ教室で紹介して「自分で作ってみませんか」と教室で紹介している例も多い」
んだそうで、その理由として
「(たまごかけご飯は)なんにでも合いますし、子供でも失敗せずに作れるところが幅広い人気を集めているのではないでしょうか。また、『自分で作る』ということも新鮮なのでしょう。実際、(「365日たまごかけごはんの本」は)小学校の先生が買っていき、子たちに紹介するなんていうケースも多いみたいですよ」
とありました。
えっええーーーーーー!!
そんなの危険でしょ!
前も書きましたように、卵が食べられても、生卵が食べられるかどうかは別の話ですし、さらには、卵の中でも、MAXに食物抗原の強い生卵を、自分で作ってごらんと学校ですすめられて、小学生(特に、幼児期に卵で強い反応を示していた子)が勝手に試すと、どうなるでしょうか?
アナフィラキシーショックを起こせば、一つ間違えると、命に関わります。
あるいは、
うちの子がそうだったように、せっかく良くなっていた湿疹がまた噴出し、かゆみで眠れないような苦しい思いをさせてしまうことになるかもしれません。
かつて
お医者さんの中には、「食物アレルギーは存在しない」と断言される方がいた時代がありました。
今は、厚生労働省のようなお役所までが、食事性のアレルギーの存在を認め、給食でも食物アレルギーに配慮するようにとの通達を出す時代になったのに、それでも、こんな風に本を教室で紹介される先生がたくさんいらっしゃるのが本当なら、先生方の食物アレルギーに対する認識は、こんなにも低いままなんだなと、がっかりです。
低学年だと、クラスに二、三人は、卵アレルギーのお子さんがいてもおかしくはないので、こんな生卵についての話題には配慮して下さってもいいのにと思うのです。
坂東英二さんみたいに、毎日毎日、複数の卵を食べてもへっちゃらな人もいれば、たった一個、いえ、一口が食べられるようになるまでに、何年も何年もかかる子もいます。
人はそれぞれ。
だから世の中はうまく回ってゆくし、違う個性がぶつかり合うから面白いのだと思います。
でも、一日に一個程度を 毎日食べている方の方が、今の日本では多いのではないかと思いますので、そんな中で、卵アレルギーの子供は、マイナーで、少数派です。
でも、いろんな方がご覧になってくださるブログのような場を借りて書きますことで、少しでも食物アレルギーのことを理解してくださる方が増えたらいいのになぁと願います。
とうとう我が家でも、梅の花が咲き始めました。うふっふ今年も漬けるぞ<小梅干
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卵と牛乳を使わずに作れる野菜中心の料理集を発行しています。当月無料で試し読みできます。
詳しくは、こちらから http://www.mag2.com/m/P0001632.html
そもそも
「卵かけご飯」あるいは「生卵を そのまま飲む」など、卵を生で食べる行為が、日本以外の国でも、当たり前ではないか?
と、私たちは考えがちですが、どうやら そうではないみたいですね。
欧米だけでなく、アジアの国々でも、生のまま卵をいただく習慣はほとんどなくて、卵は火を通して食べるのが当たり前とされているようです。
その理由の一つが、サルモネラ菌です。
でも、日本の場合は、昔ながらの習慣で、生卵として食べることも配慮された上で、殻が殺菌処理され、抗生物質を含んだ飼料を与えることで発病しにくくなっていると言う事情があるそうです。
(むむむっ!抗生物質のエサ゛が、そのためにと言うのであれば聞き捨てなりませんね ).
そんな生卵を使って作る卵かけご飯ですが、たまたま去年、卵かけご飯がブームと言う記事を新聞で読んでみたら、「365日たまごかけごはんの本」あたりからブームに火が付いたようで、なんと!この本は、もう16万部も売れたのだとか。 みんな大好きなのねぇ。
さらに記事を読みすすめてゆくと、食物アレルギーに悩んでいるママが読んだら、どなたも仰天するような内容が、さらに続いて書かれていました。
なんと!
「小学校の先生がわざわざ教室で紹介して「自分で作ってみませんか」と教室で紹介している例も多い」
んだそうで、その理由として
「(たまごかけご飯は)なんにでも合いますし、子供でも失敗せずに作れるところが幅広い人気を集めているのではないでしょうか。また、『自分で作る』ということも新鮮なのでしょう。実際、(「365日たまごかけごはんの本」は)小学校の先生が買っていき、子たちに紹介するなんていうケースも多いみたいですよ」
とありました。
えっええーーーーーー!!
そんなの危険でしょ!
前も書きましたように、卵が食べられても、生卵が食べられるかどうかは別の話ですし、さらには、卵の中でも、MAXに食物抗原の強い生卵を、自分で作ってごらんと学校ですすめられて、小学生(特に、幼児期に卵で強い反応を示していた子)が勝手に試すと、どうなるでしょうか?
アナフィラキシーショックを起こせば、一つ間違えると、命に関わります。
あるいは、
うちの子がそうだったように、せっかく良くなっていた湿疹がまた噴出し、かゆみで眠れないような苦しい思いをさせてしまうことになるかもしれません。
かつて
お医者さんの中には、「食物アレルギーは存在しない」と断言される方がいた時代がありました。
今は、厚生労働省のようなお役所までが、食事性のアレルギーの存在を認め、給食でも食物アレルギーに配慮するようにとの通達を出す時代になったのに、それでも、こんな風に本を教室で紹介される先生がたくさんいらっしゃるのが本当なら、先生方の食物アレルギーに対する認識は、こんなにも低いままなんだなと、がっかりです。
低学年だと、クラスに二、三人は、卵アレルギーのお子さんがいてもおかしくはないので、こんな生卵についての話題には配慮して下さってもいいのにと思うのです。
坂東英二さんみたいに、毎日毎日、複数の卵を食べてもへっちゃらな人もいれば、たった一個、いえ、一口が食べられるようになるまでに、何年も何年もかかる子もいます。
人はそれぞれ。
だから世の中はうまく回ってゆくし、違う個性がぶつかり合うから面白いのだと思います。
でも、一日に一個程度を 毎日食べている方の方が、今の日本では多いのではないかと思いますので、そんな中で、卵アレルギーの子供は、マイナーで、少数派です。
でも、いろんな方がご覧になってくださるブログのような場を借りて書きますことで、少しでも食物アレルギーのことを理解してくださる方が増えたらいいのになぁと願います。
とうとう我が家でも、梅の花が咲き始めました。うふっふ今年も漬けるぞ<小梅干
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食物学は・・・難しいですよね^^;アセアセ
管理栄養士の家内が学生の頃習ったベテランの先生から・・・
「私が若い頃は、繊維は無駄・・・食物繊維は食べては駄目と習った」
と聞いたそうです(><)。
その時代毎の流行がありそうですね(w)。
by kontenten (2010-02-23 23:07)
nice!とコメントありがとうございます^^
そして、返事遅れてすいません><
何せ夜行性なもんで^^;
確かに、かっこいいキャラが増えましたねぇ~^^
今後の展開が楽しみですね^^
では、失礼します(^^)ノシ
by スライバス (2010-02-24 01:53)
卵かけご飯の作り方・・・。
あれは作るっていうか料理なんでしょうかね。
うちの子も給食では少々の配慮や動物当番があるので、近日中に耳鼻科で証明書を書いてもらうんです。
これが項目が細かくて、先生も大変です。
確かに年々、アレルギーに対しては学校も配慮してくれていますね。
by ☆ササエ☆ (2010-02-24 07:58)
kontenten さん、こんにちは~
育児法も含めて、それまで良かったとされたことがひっくり返るなんていうのは山ほどありますよね。アレルギーについて調べていくと、そんな話ばかりだなと感じます。昆布やわかめのような海草も、海外では以前、ゴミとされていたようで、何が本当にいいのかわからなくなることがあります。
ところで、エルちゃんの記事を書いていたのは、家内が・・・ということは、男の方だったんですね。びつくり!
スライバスさん、こんにちは~
深夜帯まで含めてアニメが多すぎて、以前のようにはもうチェックしつくせなくなって残念ですが、うちの子は遊戯王なんかも、かなりはまっていますね^^b
☆ササエ☆ さん、こんにちは~
卵かけにもいろいろこだわりがあるみたいですよ。私も昔はよく食べました。
そうそう、動物当番もアレルギーの子は気をつけたい一つですね。
幼稚園の動物当番ではうちの子も気を使いました。大好きだから、ついウサギなんかで遊んじゃうんです。
by yoikosan (2010-02-24 11:34)
卵かけご飯は大好物です。特に壬生菜の浅漬けをパラパラ降りかけると美味しいですね。でも、先生ならそれぞれの子供の体質も尊重できないといけませんよね。
by 水郷楽人 (2010-02-24 12:41)
なるほどなるほど。
そういう理由で抗生物質入りの餌が使われてるんですね。
こわいわー。
卵かけご飯ってなんにでも合いますかね~?
by a-shan (2010-02-24 15:05)
小学校の先生はそこまで深く考えての紹介じゃないんでしょうね・・・
自分の担当クラスにアレルギーの子がいるなら
もう少し考えて行動されるのでしょうが、
いなかったり興味がなければ、アレルギーのことは頭にないんだと思います
by なまけもの (2010-02-24 15:22)