震災の影響による電力不足から来る、定期的停電に備えて、
冷蔵庫に入れなくても済む常温素材ばかりで出来る料理やそのヒント集を掲載しています。

 「保温調理鍋」と言う商品があるのをご存じでしょうか?

 我が家では寒くなると大活躍するお鍋ですが、電力の節約&ずっと暖かいものが食べられる言うメリットがあり、今回の災害時にもお役に立てるのではないかと思うのでご紹介しますね。

 保温調理鍋にもいろんな形式の商品があるようですが、煮炊きをする鍋と、それを保温しておく鍋(保温器)の二重構造になっている鍋を指します。

 保温性に優れているため、鍋の温度を上げた状態で保温器に入れておけば、同じ温度を長く保つことが出来るため、短時間沸騰させてから、この保温器に入れておくだけで、ずっとグツグツ煮込んでいたのと同じ状態に調理できる 特徴があります。

 しかも、火にかけ続けないから鍋底が焦げたり、鍋肌にこびりついたりが少なく、とにかく
洗うのが楽 #59130;

 これも、こんな事態ではうれしいですよね。
              
 今回は、どなたにも喜ばれるカレーを、肉が手に入らない方のために、同様のたんぱく源になる豆で作る方法をご紹介します。

                 
 これは肉も加えた栄養満点なタンパクやミネラル原であるチクピー豆のカレーです。

 モチロン!大豆や大正金時など、手に入りやすい豆を自由に使って作ってみてください。

 玉ねぎとジャガイモは常温保存できる食材です。

 にんじんの場合は、常温でもしばらく大丈夫ですが、そのまま置くと干からびてきますし、逆にビニールに入れると湿気すぎてカビがつくこともあるから、通気性がある新聞紙などにくるんで保管してくださいね。

 我が家では、通常はこんな感じで、炒めずにカレーを作っています。

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 野菜を切って鍋に入れ、一、二分沸騰させたら、保温器に入れ保温する
    ↓ 
 30~1時間ほど、そのままほっておく
    ↓
    ↓←この間に野菜がトロトロに煮えています。
    ↓
 カレールウを加えてよく混ぜ、再沸騰させ(完全に溶けてなくてもOKです)保温器に戻し、ほっておく。
    ↓
    ↓←この間にルウがゆっくりと溶けてゆきます
    ↓
 20~30分置いておく
    ↓
 フタを開けてよくかき混ぜたら、弱火でちょっと、再沸騰させる
(混ぜた途端にとろみがつきますので、焦がさないよう、弱火でかき混ぜながら、軽く沸騰させます)
    ↓
 よく混ぜて盛りつけ

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 ・・・とまぁ、これでもう出来上がり #59028;

 長く時間を置くほどに、コクのあるおいしいカレーが食べられますし、保温状態でしっかり煮込むので、だしがしっかり出る骨付き肉を入れて作ることも多いですよ。

 また、本来なら、鍋の横にずっとつきっきりで、野菜が煮えるまで待ったり、焦がさないようかき混ぜながら、煮込んだりする時間が必要ですが、保温調理鍋なら、そんなことをしなくても、ちゃんと煮込んだのと同じおいしさでカレーが食べられて便利です。

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 今回は、少しでも電気を使わず作るやり方で書いてみますね。#59131;

 ■ 材料 5~6皿分くらいです

 
 チクピー豆  100g(他の豆類でもOK)
 鶏肉    100~150g(ダメな場合は、なしで)
 玉ねぎ   1個(出来れば 2個)
 にんじん  1本
 ジャガイモ 3個

 カレールー  

 ■ 作り方

・チクピー豆を洗い、たっぷりの水につけて一晩置く。

・ザルをボールの上に置き、豆を浸した水を捨て、豆の水を切ります。これを鍋に加えて、4Cの水を入れて中火にかけ、沸騰したら、1分ほど煮立て、保温調理鍋に2~3時間入れます。
(通常の鍋で作るなら、時々差し水をしながら、柔らかくなるまで煮ます。)

 豆がだいたい煮える頃に、野菜を準備します。保温調理の場合は、大きめにざっくり切ればよいので、簡単ですよ。

・鶏肉は、一口大に切り、玉ねぎは1センチの輪切り、にんじんは角切りにして鍋に加えて火にかけます。

・ジャガイモは皮をむいて大きめに切り、一度水にさらしてから鍋に入れます。同時に入れてもいいのですが、すぐ柔らかくなってとろけてしまうので、できれば他の具を一、二分炊いた頃に加え、再沸騰したらOKです。

・この鍋が沸騰したら、保温器に入れ、野菜が柔らかくなるまで、20分ほど置きます。

・保温器から取り出して野菜が柔らかくなっているのを確認してからルーを加え、スープにルーが浸るようかき混ぜます。

 これを再沸騰させて、すぐまた保温器に入れ、10分以上置くとルーも溶けていますので、これをしっかりとかき混ぜて出来上がりです。

  #59116; 食べ終わったら、一度中火にかけて1分ほど再沸騰させてから保温器に入れておきます。

 #59128; 覚えておくとお役に立つかも #59136;

カレーに限らず、煮物類は食べるたび火を通してから保存するようにすると、鍋の中の雑菌がある程度死んでしまうので、何日でも腐らせずに食べ続けることが可能です。

#59128; 離乳食にアレンジ♪

 カレーのルーを入れる前に取り分けることで、具や煮汁を離乳食に使えますよ。

・初期では、鶏肉や豆類を入れずに煮ます。ルーを加える前に柔らかく煮えたニンジンや玉ねぎなどを煮汁と一緒に取り出して、ドロドロにつぶして食べさせます。

・中期・後期では、鶏肉のささみが使えます。野菜を煮汁と一緒に取り出して、少しだけ塩をふって薄味で食べさせます。大人の分は、その後に肉や煮た豆を加えて作ります。 

 一歳くらいまでは、一般的なカレーは食べられませんが、一歳すぎたら、子供向けカレーのルーや、卵や乳製品のアレルゲンを含まないカレーの王子様の様な商品も出ていますので、取り出した具に混ぜて食べさせてはいかがでしょうか。



#59146; 保温調理鍋は、やっぱりアマゾンが一番安くて早いですよ。おすすめはこちら



THERMOS 真空保温調理器シャトルシェフ 3.0L ステンレスブラック KBA-3001 SBK
: ¥ 21,000 →  ¥ 8,899

我が家ではこのシャトルシェフを愛用しています。(もう二代目です)家族5人がよく食べるから、うちのは一回り大きい4.5Lタイプですが、小家族ならこの手の小さいものの方がすき間があかなくて保温性がよくなるからすすめですよ。これから冬にかけては、汁物が冷めないから、大活躍です!



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