ここの所、ずっと暖かい日が続いていまして、「ああ、もう鍋物も終わりなのかなぁ。。。」と、思い冷凍庫から取り出したのは。。。。


 
これ、おでんの残り汁です。

 一般的なおでんだしの素を使わずに、昆布や鶏肉、いり粉やするめなど、天然のだしを、その時の気分で加え、酒、みりん、砂糖、しょうゆなどをベースに、毎回 おでんのだしを私は作ります。

 ただ、化学調味料を使わずに、楽においしく作ろうとすれば、少し工夫も必要でして、その一つとして、毎回やっているのが、おでんの煮汁をどんぶりなんかに少し取り分けて冷凍しておくことです。

 これは、老舗のうなぎやさんの秘伝のタレが、長年うなぎを浸して、うま味が混じったタレを、再度 煮立てて継ぎ足しながら、また使い続けることからヒントをもらってはじめました。

 おでんも毎回煮汁を少し残して、次の煮汁を作るときのスープベースに使うと、いろんなうま味が交じり合うからか、なんだかとってもおいしくなるのです。

 でも、家庭用の冷凍庫は、凍結温度が低いので、普通に冷凍しただけでは品質が劣化しますし、何より長く置くと冷蔵庫独特のにおいが素材についてしまうので、あまり長くは置きたくありません。

 そこで、

 おでんが始まる秋口から、そのつど 少しずつ残してきた煮汁は、もうおでんを作らないなと思ったら、最後の日に全部消費してしまいます。

 ちなみに、アトピーっ子のわが子のために作るおでんは、以前は、8割くらい野菜だけ・・・と言う時期も長かったので、今も、練り物より野菜の比率が高いです。


 だから例えば、


 おでんの総量の1/2は、大根とこんにゃく。

 残り1/4は、ニンジンやごぼうやレンコンのような根菜類。

 そして最後の1/4が、ちくわやてんぷらのような練り製品。


 ・・・・なんて感じでしょうか。


 牛筋も、冷めた時にかなり油がべったりと残るのでやめ、だしのベースは骨付きの鳥やいり粉などが多いから、あっさり。

 だから、ついついたくさん食べ過ぎてしまうのが、玉にキズ #59124;


 そんな中で今回も、さすがにあたたかくなってきましたし、メイン素材の大根がだんだん畑から消え、味も落ちてきたので、昨日でおでんはおしまいにすることにしました。

 さっそく、先ほどの煮汁は、お鍋に加えられる程度に解凍して加えましたよ。

 

 たったそれだけのことなのですが、おでんの汁の味がずいぶんと深くなるので、おすすめです。



先日ご紹介してから、ほんの数日のことなのに、もう 「ふきのとう」は花が咲いてしまいました。一気にあたたかくなり、畑の冬野菜に、花芽がつき始めています。困った困った。


これからしばらく忙しい日が続き、更新やご訪問が遅れそうです。お許しください。



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グ村

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