瀬戸内の海では今、牡蠣(カキ)が一番おいしくなる時期です。カキの値段が高くなるのが、暮れから年末なのですが、年が明けて、寒さが続く2月までは身が大きく膨らんで、甘く熟し、カキフライにするとおいしいですよ~#59130;


きのう、カキフライにしました。大きいものは、生の状態で10センチほどもありました。

ところで、

今は卵が食べられるので、普通に


小麦粉つけて → 卵つけて  → パン粉つけて → 油で揚げて


カキフライにしたのですが、卵や牛乳を制限していた乳幼児期頃は、カキフライはもちろんのこと、コロッケ類も含めて、揚げ物はほとんど食べさせていませんでした。

なぜなら


フライ類は、アレルゲンと言う目で見たら、結構ハードルが高い献立だからです。


一般的な調理方法のまま作るなら


・その 1  卵を使う料理だから、卵アレルギーの子はダメ 

・その 2 小麦を使うから、小麦アレルギーの子はダメ

・その 3 パン粉を使うから、粉に卵が混入していたり、乳製品が混入していたりすることがある

・その 4 油にも、原材料によっては、大豆やゴマなどもあり、アレルゲンになる場合があるし、アトピーっ子向けの油として有名なシソ油やアマニ油は過熱に向かないタイプの油なので、揚げ物は使えないから、使える油の種類が限られる

・その 5 大量の油を摂取することになるから、幼いアトピーっ子全員にとって、消化が悪くて内臓の負担になる  

 などの点が、ネックになってきます。


 1と2は、アレルゲン対応の粉素材を代用すればいいですし、3も、解決方法はあります。(これは、次回に)4は、オリーブ油なんかが使えればOKです。


 でも、5だけは、どうにもなりません。

 
 代用の粉類を使って、工夫して料理を作ればいいんだから、油で炒めたり、揚げたりする料理を今までどおり作って、他のご家庭と変わらない食卓を再現したい!!


 その気持ちは痛いほどわかるのですが、それをやっちゃって、高脂肪で高カロリーな食卓を、幼い赤ちゃんや幼児の献立として採用してしまうと、内臓の働きが未熟で、油類をうまく処理できないアトピーっ子の体への負担はとっても大きい #59123;

 しかも

 幼い頃から慣れ親しんだ揚げ物料理への食の嗜好(しこう)は、大きくなるまでずっと続いて、思春期以降に再び、成人アトピーの湿疹に苦しんだり、小児成人病の引き金になるケースもあるから、気をつけたいですね。

 さてそこで、

 揚げ物料理をするなら、ごくたまに。

 しかも、上にあげたようなアレルゲンには気をつけながらどうぞ


 赤ちゃんや幼い子供たちが、食物アレルギーを通して、湿疹まで出して、こんな食べ方はしんどいと警告した体のサインなのだから、これをきっかけに、もっと粗食な食べ方を目指すほうが正解だと私は思います。

 次回は、続きとして、手作りパン粉の話をのせますね。

#59126;「アトピーを軽く済ませたければ、離乳食が大切!」と言う話も以前載せました。
こちらから  http://sweetbaby.blog.so-net.ne.jp/2009-06-19


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グ村

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料理レシピメルマガの2月号では、「マクロビオティック」料理をアトピーっ子の食卓へ生かす食べ方を提案しています。これもアトピーを軽くやり過ごすための、アイデアの一つじゃないかと思います
詳しくは、こちらから http://www.mag2.com/m/P0001632.html