週末に、大学時代からの友達と一緒に、ちょっくら東京へ行ってきました。

 これまで、なかなか子供を置いての遠出が難しかったため、友達と一緒のお出かけなんて久しぶりです。

 着いてさっそく、春には老朽化による建て替えのため休館となる「歌舞伎座」へ。



 気軽に観劇できる一幕見席で、「歌舞伎座さよなら公演 初春大歌舞伎」を観てきました。


連休でしたし、お天気も良くて、たくさんの方が当日のチケットを求めて並ばれていました。  

 午前中の一番人気は、「歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)」でしたが、今回は急ぎなので、あいにく演目には時間が合わず、その前の演目二つを観てきました。

 はじめの演目は、「春調娘七種(はるのしらべ むすめななくさ) 」

 新春にふさわしく、七草粥をモチーフにした踊りは、衣装も華やか。

 続く、「梶原平三誉石切(かじわらへいぞう ほまれいしきり)」は、事前にパンフであらすじを読む限りでは、「罪人が刀の試し切りにされる」と言う内容にちょっと引くのですが、そこは歌舞伎の舞台ですから、感情の表現も残酷さも象徴的で、とってもわかりやすく、とってもサクサクでした。

 
 一幕見席は四階なので、舞台からは遠いのですが、オペラグラスでしっかりよく見えました。

 1時間半も居て、たったの900円でしたので、映画より安くて、とってもリーズナブル♪

 旅行者向きですね。#59117;

 夜は、関東在住の友達とも合流して、いっぱい話して別れましたが、出会った当時は、みんな同じような無邪気な女子学生に過ぎなかった自分たちが、年齢を重ねるごとに、どんどん枝分かれして、別の世界を築きながら生活しているのを感じます。

 結婚して(しなくて)、子供を育てて(子供なしで)、姑や舅がいて(いなくて)、同居して(離れて住んで)・・・と、生活の環境が一つ一つ異なってしまうたびに、分岐点が増えてゆき、物の見方や考え方も さまざまに変わってきます。

 けれど

 人と違うことのつらさや、人に理解してもらえないことの悲しさも、子供のアトピーを通して体験したから

 人は、自身が体験していない事については、本当のところは理解できない。

 と、学びましたが

 たとえ そうであっても、

 自分とは別の世界を歩んで、別の体験を重ねた友達と心を開いて話す時間は楽しいものです。

 会って深く話し込むたび、いつも新鮮な発見があって、元気をもらえるから、人とのつながりって大切だなと、改めて感じさせられた旅でした。



日本アルプス(?)でしょうか?お天気が良かったので、飛行機からの眺めも最高でした。