前回、前々回に続いて、うちの子のインフルエンザについて、その後です。金曜日の午後に発熱して、土曜寝込み、日曜の午後には元気になっていましたが、寝る前に測ったら、37.8度あった・・・ということで、翌日の月曜日に念のために受診した・・・と言う部分まで書きました。

 二度目の受診で検査した際に、インフルエンザだとはっきりわかった時点で、投薬はどうするのか?と言う事を、先生としばらく話し込んでしまったのですが、


 通常なら、熱も月曜には下がっているし、特に投薬せぬまま様子を見てもよいケースだと思うが、どうしますか?

 と、まず先生は私に聞かれました。


 私も通常なら

「熱が下がったのに、薬なんていりませんよ。へっへっへ。#59117; このまま自宅で安静に休ませて様子を見ます」

 と、たぶん言うのですが、

 
 新型インフルエンザの場合は、病気の経過が一定ではないため、果たしてそのままで良いのだろうか?


 ・・・と言う部分にひっかかって、私もさすがに迷って、判断がつかず、「どうしましょうか?」と、困って聞き返しました。


 「患者さんはあなたが最後だから、いいよ」と言う言葉に甘えて、それから いろいろ質問してしまったのですが


 先生としては、


 「不安要素があるから、薬で体内に残っているウイルスを増殖させないよう、きっちり押さえ込んでおきたい」 気持ちと、


 「例年のインフルエンザなら、投薬しないケースだから、どうしようか?」
と迷いがあるようで、


 私は私で

 「不必要に薬を飲みすぎて、薬が効かない耐性の体質になる方が怖い。」と言う思いと
(以前、「アレルギーがある子は、タミフル耐性になる確率が3割ほど高い」と言う記事を見かけたことがあります)

 二日で熱が下がったのに、また5日目に熱が再び出て、ウイルスを調べてみたらタミフル耐性を獲得していたという報告もあるようなので、

 「今は良くなったように見えても、ウイルスが残っているうちに一旦治療を止めて、その後 ウイルスが息を吹き返して悪化したら、薬が効かなくなって、ものすごく怖いことになるのではないか?ここで投薬を止めてよいのか?」と言う思いが交錯して、判断がつきません。

 そんな内容の話を続けた後で、先生は少し考えながら、


 「僕が親だったら、良くなったと思えても、念のためにさらに3日くらいは飲ませると思う」 

 と言われたので、さらに薬をもらうことにしました。

 次に、新型インフルエンザに効くといわれている2つの薬、タミフルとリレンザのどちらを使うかで、ここからさらに話は続き、

 結局、リレンザを処方してもらいました。


異常行動を起こすことがあるかもしれないので、就寝中も含めて、小児や未成年者からは眼を離してはいけないと言う趣旨の断り書きが付いています。


 これがリレンザのワンセットです。 ちょっとぶれぶれ

 右の器具に、左のケースに入ったカプセルを埋め込んで、器具についた爪を立てて穴を開け、吸い込みます。

 5日分がワンセットになっていて、一回吸引したら、半分引き出して、また戻してカチャリと装填すると1/4回転して、新しい薬を爪で穴あけが出来るようになっています。

 薬が4回分収まった容器も、UFOみたいな形状で素敵だし、この器具があまりに機能的でかっこ良いため、しばらく遊んでしまいました。

 リレンザはタミフルのような耐性がまだ出ていないので、先生も使いたいようでしたが、幼児の場合は、確かに吸い込むのが難しそうで使いにくいし、そのうちこの薬も普及してくると、効かなくなる人が増えてくるのかなぁと気になりますが、とりあえず今年分には効いて良いようですね。

 薬剤料は3370円で、やはり高めです。諸経費込みで、投薬だけで4310円かかり、これに3割負担の保険を使って、1290円でした。

 結局、月から水まで飲ませ、その間、少し咳と鼻水が出ていたものの、その後は発熱も無く、今日に至りました。

 たぶん、全快したのだと思います。 

 月、火、水と、今週一週間は、ずっと学校も休みなので、寝たいだけゆっくり寝させている生活なので、本人もお気楽だったことでしょう。

 ちなみに、私や家族たちですが、


 なんか微妙に眠かったり、

 疲れたような感じがする


 と、感じる日もあったので、変だなと思った日に、それぞれが早めに休むようにしていたら、特に感染した・・・と言う自覚症状も無く、今のところ過ごせています。

 ところで、

 うちの子が感染した前後から、いろいろメールや電話で情報交換していたら、今は私が住んでいる地域に爆発的に広がってきたようで、一度 学級閉鎖が出始めると、しばらくして兄弟からどんどん広がっていくのか、思い切った学年閉鎖が当たり前のように行われているようです。

 報道では見聞きしていたものの、実際に体験してみると、ものすごい感染力です。

 集団生活をされていないお子さんの場合でも、交通機関や室内のイベントなどでも、感染の機会が多いとおもいますので、どうぞお気をつけて。



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