朝食用にホームベーカリーでパンを作るご家庭が増えてきているそうですね。

 我が家の朝ご飯は、基本的に米食ですが、土日の朝やおやつとして、たまにパンを用意することがあります。

 でも、市販のパンは、食パンであっても乳製品が含まれる場合が多いので、微量の混入も気になる頃は、食べたくなったら、全て手作りしていたので、ちょっと大変でした。

 実は、乳製品や卵を使わずにパンを焼くことは、そんなに難しいことではありません。特に、ホームベーカリーがあるのなら、ご飯を炊くのと同じ程度の手間で、パン作りが楽しめます。

 卵や牛乳を使わなくても、焼きたてならおいしいものですが、脂肪分が少ないパンの生地は、焼き上がりの焦げ目があまりつきませんし、ホームベーカリーでこねから焼きあげまでいると、少しパサパサが気になります。

 そこで、こねる部分だけ機械を使い、あとは手で成型して、丸パンやナンに仕上げて、手動で短時間に焼き上げてしまう作り方がよりおいしくて、おすすめですよ。

 我が家のホームベーカリーも、もっぱら生地のこねと、一次発酵だけに使っています。焼き上げないから生地がこびりつくこともなく、お手入れも簡単です。

 そして、ご自宅で作れば、パン工房での生産のように、卵や牛乳が微量 混じってしまうと言うことがないので、制限があるご家庭では安心ですね。

 まだまだ気温も上がっているので、発行温度が低めな天然酵母のパンなら、部屋の室温でも作れて大変作りやすくなっていますから、こんな機会に手作りパンをはじめてみませんか?


 一次発酵だけで作れる「ナン」を、卵と牛乳なしレシピで載せますね。


 焼きたてをほおばれば、香ばしい小麦粉の香りが おいしいナンです。

 プレーンな生地で作れば、味は主に塩味なんですが、噛みごたえがあって、そのまま食べても十分おいしいと私は思います。写真下は、よもぎ入りです。




 ◆材料

 国産小麦強力粉   280g
 砂糖   大さじ 1
 塩    小さじ  1
 イースト   小さじ  1
 油(米油やオリーブオイルなど)   大さじ 1
 水   190 CC
 
 ゴマ入りにする場合は、大さじ 1~2加えます。
 レーズンやナッツを入れる場合は、50g程度を加えます。

 全粒粉やライ麦粉、きな粉などを足したい時は、強力粉を250gにして、他の粉を30g足します。


作り方

・ホームベーカリーに材料を全て加えて、こね上げ、一次発酵まで機械任せで行います。気温も高いので、イーストはぬるま湯に溶かさず、そのまま加えます。

手でこねて手動で発酵させる場合は、オーブンレンジの発酵機能を利用し、だいたい2~2.5倍になるまで、40(~50)分間発酵させます。

・パンチしてガス抜きをします。

・5~6等分に生地を分け、手でしっかり空気をぬきながら、手早く引きのばしていきます。

この時に、打ち粉をしたまな板などの上で、めん棒を使って伸ばしてもいいし、生地が切れないよう気を付けながら、手で引きのばしてもいいと思います。

1センチ以下、出来れば5ミリ程度に薄く伸ばしますが、伸ばしても焼いている時間でフチの当たりが太く戻ってくるから、私は結構いいかげんにやっています。

・テフロン加工などのフライパンを熱して中火にし、油を加えずにナンを加えてフタをし、焦げ目がついたら裏返し、再び焦げ目がついたらひっくり返して、フタをしたまま、少しおいて蒸らします。

1~2分で一枚焼けます。




 よもぎ入りの生地を手で伸ばしている途中です。
 粉末よもぎは、大さじ1程度加えています。


 コムギアレルギーだけど、手作りパンを作る時間が厳しいというご家庭に、こんな商品も出ています。



 コムギの代わりに、米粉(国産)とホワイトソルガム粉を使った本格的な代用食パンです。

 原材料の中にはアレルギー表示品目と同じ生産ラインで製造されているものもある

 ・・と、表示されていますので、微量でも絶対ダメというご家庭ではどうかと思いますが、

 イーストの代わりに、りんご酵母で膨らませた腸に優しい仕様になっています。


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グ村

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 原材料が米粉だけだと、色やふくらみは悪くなりますが、添加物が入るミックス粉より、安心して食べられるパンが作れます。ミックス粉は、アレルギーと関係はないけど、本来なら手作りパンには入らない増粘剤のグアーガムや乳化剤が含まれていたりします。米粉だけで作るほうが、ヘルシーですが、パン作り初心者の方がパン焼き器で作るなら、後者がオススメ。確実にちゃんとしたパンが食べられます。