コチニールと聞いただけで、あれだ!・・・ってわかる方はどのくらいいらっしゃるのかなぁ?

 カニかまや魚肉ソウセージ、お菓子や飲み物などで、赤い着色をするために使われている天然の着色料です。

 私はたまたま、染色なども以前やっていたので、染料の名前として耳にしたのが初めてですが、のちに食べ物へも使われていると聞いてびっくり!

 布に強力に着色するこの染料が、食べ物にも使われていると言うことに まずは驚いてしまいましたが、成分の安全性という部分では、実験で安全性が高く安心して使えるというデーターが出ているようです。

 そのコチニールの生産地を訪れると言う企画を、たまたまテレビで見ていたのですが、生産地はペルー。

 治安も悪いと言うことで、取材拒否の工場を経て、目が鋭い怪しい雰囲気の仲買人宅にたどり着き、家の奥へと導かれ、やっと本物を目にすることが出来ました。

 かなり高価に取引されているようです。

 でもこれは、加工後の商品で、現物は山の畑にあると言われ、取材はさらに危険な場所へと入り込んでゆきます。

 日本からの取材であっても、生産地を特定されないようにと、途中から車を降りて、山を二時間ほど歩かされて、やっとたどり着いたのが、やまあいのサボテン畑。

 このサボテンに寄生するエンジムシこそが、コチニールの正体でした。


 ほほー、これかぁ。

 白っぽくて、粉っぽくて・・・うちの梅の木につく、カイガラムシにすごく似ています。


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 そうなんですよ。あんなにきれいな色ですが、コチニールは、虫を絞った汁なんです。

 食品データーとしては、安全性が高いとされていますが、動物性のたんぱく質を含むからか、たまにアレルギーを起こすこともあるそうですので、赤い色のお菓子や練り製品などを口にする時には、ちょっとチェックしてご覧になるとよいのではないでしょうか?



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