前日の、「牛乳を一日何本飲んでる?」と、整形外科で聞かれた話の続編です。

 ちょっとおさらい #59117; #59063; うちの子は、幼いときに牛乳に強いアレルギー反応を起こしました。幼児期から小学校の低学年にかけて、少しずつ、乳成分の粉ミルクを料理に使ったりすることからはじめて、徐々に利用する量を増やし、今は何とか、給食で一日一本の牛乳を飲むくらいなら、へっちゃらになりました。

 ところが、足の怪我でたまたま立ち寄った先の整形外科医は、「牛乳を一日何本飲んでいるの?一本?一本じゃ足りないよ。」と言うではありませんか。 

 「なぜカルシウムは、どうしても牛乳で取らなきゃいけない」・・・だなんて、決め付けるのだろう?うちにはうちの事情があるのに・・・と思いながら、子供に牛乳を飲みなさいと言い続ける医師の話を横で聞くうちに、私は段々と嫌な気持ちになってきました。 #59065;

 私はわが子が、給食の牛乳が一本飲めるようになっただけで十分だと思っています。
 

 それだけ飲めれる子なら外食で友達とケーキも食べられるて、ピザやグラタンも注文できるから、将来も社会生活に何の不便もないんじゃないかしら?

 
 学校で飲んで、家でも飲んで、一日 二、三本飲む子の方が、日本の子供の常識であっても、よそはよそ、うちはうちです。

 これでも、やっと、一本飲めるようになって、親は大満足なのです。  #59120;

 子供も、集団生活で不便を感じていないのに「たくさん飲めないとダメだよ」・・・だなんて、少なくても食物アレルギーの専門外の医師にダメの烙印を、押されたくはありません。 

 帰ってからも、気分は重くて、不機嫌なまま黙って夕食を作り、食べながら思い切って子供に話しました。

 「無理に、たくさん牛乳飲まなくてもいいからね。一本飲めれば十分だとママは思ってるよ。」 #59144;

 私がよほど思いつめたような顔で話していたのでしょうか

 子供はきょとんとしていたので、先ほどの整形外科での話を、改めてすると

 「何を言っているのか、意味がわからなかった。」 ・・・だとさ。 #59122;

 専門用語が多すぎて、医師との会話の意味がわかっていなかったようです。 #59143;


 あらそう、じゃぁ、まぁいいけどね。 #59142;


 たとえ専門外の医師であっても、医師の言葉には重みがありますから、私のように、三人育てて心臓に毛が生えたような母親でも、この程度の言われ方で、かなり動揺しました。

 これが、子供のアトピービギナーさんの新米ママなら、どれだけ みじめな気持ちにさせられることでしょうか?

 他の人と同じものが食べられないことで、わが子をダメな子のように感じて、劣等感に苦しむお母さんは、たくさんいらっしゃいます。

 医師ではなく、実家の父母、そして舅姑に、わが子の症状でいろいろ言われてつらい人、そして時には、夫の何気なく言う言葉にさえ傷つくことはあるものです。

 でも、いろんな人に会って、いいことも悪いことも、いろいろ言われながら、アトピーっ子を三人育ててたら、思うのです。

  みんなが食べるものを食べられなからと言って、他の人より劣っている子じゃないよ

 どうぞ自信を持って、あせらずに、大切に育ててゆかれたらと思います。

 アトピーだからこそのいいことも、やっぱりあるんです。




にほんブロ
グ村

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たいせつなきみ

  • 作者: マックス・ルケード
  • 出版社/メーカー: いのちのことば社
  • 発売日: 1998/10/05
  • メディア: -

昔、何気なく幼稚園の本棚から手にとって読んだら、泣けて泣けて・・・
子供の輪から、はみ出してしまう子、近所づきあいが息苦しい、会社関係が悩ましい大人。人とつき合い、折り合っていくのがつらい、そんな時に読むと、心のツボにはる本だと思います。
機会があれば、ぜひ読んでみてくださいね。

#59126; 「アトピーは大変だけど、不幸じゃないよ」も、良かったら読んでみてください。