前回、ママの思いこみによる厳しい食事の制限は、栄養が足りなくなって、子供の成長に影響も及ぼすからNGよと書きました。
ちなみに、食べなければ湿疹は出なくて、その意味では良いと言えるのかもしれませんが、栄養のバランスが崩れたら、肌がカサカサしてかゆみが増したりする事もあるから、肌の状態が決して良くなれるわけではなくて、結局アトピーも良くはなれないと思うのです。
実際に厳しい食事制限も体験してみて、制限をしていても楽だなと感じるようになったのは、制限が「卵と牛乳」程度に減った頃からでした。
これくらいの制限なら、成長に欠かせないタンパク質は、豆や魚、肉など、複数の素材から摂取出来るので、献立がいろいろ工夫出来ますし、大豆がOKなら、しょうゆやみそなどの和の調味料の大半が使用出来るため、インスタント食品を便利に使う生活さえ手放せば、不自由なく食べられて、そのうち、手作りに不便も感じなくなります。
ところが、大豆や米、小麦がらみで、調味料に制限がかけられると、ノン大豆みそや制限対応しょうゆを使うことになり、これを使い分けながら調理するのは慣れるまで大変です。
さらに、大豆や米、小麦などを制限する調理のレベルになると、ある程度、医師や栄養士の指導を受けてから取り組まないと、本人は制限をちゃんとしているつもりでも、実は、網の目のようにチェックからこぼれて、加工食品や調味料などでアレルゲンを摂取している・・・なんて話は、良くあることです。
果たして、その子に、どこまで制限するのが適当なのか?
これには個人差があるのでむずかしいです。
たくさんの種類の食材を、一歳過ぎくらいまで しっかり除去出来た方が、その後のアトピーが軽いかもしれませんし、逆に、そこまで厳密に制限しなくても、大丈夫だったのにという場合もあるでしょう。
ちなみに うちの子は、三人とも、食物の一部を幼児期まで制限しながら過ごしました。
幸いにも一人目で、医師や栄養士の、大変ていねいな指導を受ける事が出来たので、既に身に付いていた、食事制限の知識を元に、後ろ二人の子については、離乳食を食べ始めた時点から、食事を工夫する事が出来ました。
基準にしたのは、上の子や、私、そして、私の父などの身内が持っていたアレルギー。
兄や親などがアレルギーを起こしやすいと感じていた食材(卵や牛乳など)は、出来るだけ遅く食べさせるというやり方です。
まずは、1歳頃までを目標に、食べるのを遅らせる。(もちろん、ひどいショックを起こした食べ物なら、もっと後で、医師と相談しながらですが・・・)
少し試してみて、ダメそうなら、さらに、1歳半。でも、反応がひどければ、さらに先まで待ってから、また試す。
こんなイメージです。
おかげで、生後二ヶ月から一年くらいにかけて、一時期は湿疹も激しく、黄色い汁がでるわ、顔がむくむわで、頭もハゲていた末っ子の皮膚も、2歳を越える頃には、ツルンツルンのしっとりお肌に変わりました。
アレルゲンになる食べ物を制限することで、体への刺激を減らし、体の内側を守ってあげられたから、その分、使った薬の量も少なくて、末っ子は、内服薬をほとんど使わずに、湿疹のひどい時期を乗り越えることが出来、その後も、元の状態に戻ることはありませんでした。
離乳食期から、適切に、アレルゲンになりやすい食物を制限する事で、その後のアトピーの経過がぐんと違ってくる・・・
これは何も、私一人の体験談でなく、同時期に、食事制限を体験した当時のアトピー仲間たちが、成長していく我が子を見ながら実感する共通の話題なのです。
でも、以前から書いているように、素人考えで、食べ物に関する知識が不足したまま、極端な制限をすると危険です。
じゃあ、どの程度の制限ならいいのか?
そう聞かれて応えるとすれば、安全な制限の目安は、髪の毛に浮かぶ天使の輪っか。
栄養が足りている子供の髪の毛は、つやつや輝いて、頭にかわいい輪っかが浮かびます。
実は、これは、食事制限のお子さんに限った話ではなく、偏食のお子さんや、体に合わない物を食べ続けているお子さんにも言えることで、幼い子の髪の毛が明らかにパサパサして、赤茶けた様子であるなら、
ちゃんと食べていない か、
食べさせているのに 体に合わなくて、栄養がうまく摂れていない かの、目安になるように思います。
ちゃんと食べているのに、体が丈夫でない
これなんかも、食べ物でアレルギーを起こしているのに、それを見過ごされているお子さんかもと、ちょっと気になるのです。
体に合った食べ物でなければ、結局 体が受け付けなくて、栄養をうまく消化吸収出来なくて、丈夫になれない、天使の輪っかも生まれない。
天使の輪っかって、単に愛らしいだけでなく、体に必要な栄養が摂れているよという印なんじゃないかと思います。
#59040; アトピーで食べさせるのが怖いという体験に続きます
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幼い子の場合は、皮膚が弱いこともアトピーの悪化には大きいと思います。
洗剤をお肌や環境に優しいタイプに、まずは切り替えてみませんか
幼いアトピーっ子の肌に優しい洗剤です。赤ちゃん向けに、より低刺激を探すなら、「ECOVER」がおすすめ。コスパで選ぶなら、「arau.(アラウ) 」。私は、ミヨシよりarau.(アラウ) 押しです。油汚れに強く、すすぎ一回の短時間で洗えるのが魅力の、「生分解する洗剤 海へ」は、共働きのご家庭におすすめ。ちなみに私は、汚れ落ち&コスパも魅力な「緑の魔女」を、現在使っています。
ちなみに、食べなければ湿疹は出なくて、その意味では良いと言えるのかもしれませんが、栄養のバランスが崩れたら、肌がカサカサしてかゆみが増したりする事もあるから、肌の状態が決して良くなれるわけではなくて、結局アトピーも良くはなれないと思うのです。
実際に厳しい食事制限も体験してみて、制限をしていても楽だなと感じるようになったのは、制限が「卵と牛乳」程度に減った頃からでした。
これくらいの制限なら、成長に欠かせないタンパク質は、豆や魚、肉など、複数の素材から摂取出来るので、献立がいろいろ工夫出来ますし、大豆がOKなら、しょうゆやみそなどの和の調味料の大半が使用出来るため、インスタント食品を便利に使う生活さえ手放せば、不自由なく食べられて、そのうち、手作りに不便も感じなくなります。
ところが、大豆や米、小麦がらみで、調味料に制限がかけられると、ノン大豆みそや制限対応しょうゆを使うことになり、これを使い分けながら調理するのは慣れるまで大変です。
さらに、大豆や米、小麦などを制限する調理のレベルになると、ある程度、医師や栄養士の指導を受けてから取り組まないと、本人は制限をちゃんとしているつもりでも、実は、網の目のようにチェックからこぼれて、加工食品や調味料などでアレルゲンを摂取している・・・なんて話は、良くあることです。
果たして、その子に、どこまで制限するのが適当なのか?
これには個人差があるのでむずかしいです。
たくさんの種類の食材を、一歳過ぎくらいまで しっかり除去出来た方が、その後のアトピーが軽いかもしれませんし、逆に、そこまで厳密に制限しなくても、大丈夫だったのにという場合もあるでしょう。
ちなみに うちの子は、三人とも、食物の一部を幼児期まで制限しながら過ごしました。
幸いにも一人目で、医師や栄養士の、大変ていねいな指導を受ける事が出来たので、既に身に付いていた、食事制限の知識を元に、後ろ二人の子については、離乳食を食べ始めた時点から、食事を工夫する事が出来ました。
基準にしたのは、上の子や、私、そして、私の父などの身内が持っていたアレルギー。
兄や親などがアレルギーを起こしやすいと感じていた食材(卵や牛乳など)は、出来るだけ遅く食べさせるというやり方です。
まずは、1歳頃までを目標に、食べるのを遅らせる。(もちろん、ひどいショックを起こした食べ物なら、もっと後で、医師と相談しながらですが・・・)
少し試してみて、ダメそうなら、さらに、1歳半。でも、反応がひどければ、さらに先まで待ってから、また試す。
こんなイメージです。
おかげで、生後二ヶ月から一年くらいにかけて、一時期は湿疹も激しく、黄色い汁がでるわ、顔がむくむわで、頭もハゲていた末っ子の皮膚も、2歳を越える頃には、ツルンツルンのしっとりお肌に変わりました。
アレルゲンになる食べ物を制限することで、体への刺激を減らし、体の内側を守ってあげられたから、その分、使った薬の量も少なくて、末っ子は、内服薬をほとんど使わずに、湿疹のひどい時期を乗り越えることが出来、その後も、元の状態に戻ることはありませんでした。
離乳食期から、適切に、アレルゲンになりやすい食物を制限する事で、その後のアトピーの経過がぐんと違ってくる・・・
これは何も、私一人の体験談でなく、同時期に、食事制限を体験した当時のアトピー仲間たちが、成長していく我が子を見ながら実感する共通の話題なのです。
でも、以前から書いているように、素人考えで、食べ物に関する知識が不足したまま、極端な制限をすると危険です。
じゃあ、どの程度の制限ならいいのか?
そう聞かれて応えるとすれば、安全な制限の目安は、髪の毛に浮かぶ天使の輪っか。
栄養が足りている子供の髪の毛は、つやつや輝いて、頭にかわいい輪っかが浮かびます。
実は、これは、食事制限のお子さんに限った話ではなく、偏食のお子さんや、体に合わない物を食べ続けているお子さんにも言えることで、幼い子の髪の毛が明らかにパサパサして、赤茶けた様子であるなら、
ちゃんと食べていない か、
食べさせているのに 体に合わなくて、栄養がうまく摂れていない かの、目安になるように思います。
ちゃんと食べているのに、体が丈夫でない
これなんかも、食べ物でアレルギーを起こしているのに、それを見過ごされているお子さんかもと、ちょっと気になるのです。
体に合った食べ物でなければ、結局 体が受け付けなくて、栄養をうまく消化吸収出来なくて、丈夫になれない、天使の輪っかも生まれない。
天使の輪っかって、単に愛らしいだけでなく、体に必要な栄養が摂れているよという印なんじゃないかと思います。
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幼い子の場合は、皮膚が弱いこともアトピーの悪化には大きいと思います。
洗剤をお肌や環境に優しいタイプに、まずは切り替えてみませんか
幼いアトピーっ子の肌に優しい洗剤です。赤ちゃん向けに、より低刺激を探すなら、「ECOVER」がおすすめ。コスパで選ぶなら、「arau.(アラウ) 」。私は、ミヨシよりarau.(アラウ) 押しです。油汚れに強く、すすぎ一回の短時間で洗えるのが魅力の、「生分解する洗剤 海へ」は、共働きのご家庭におすすめ。ちなみに私は、汚れ落ち&コスパも魅力な「緑の魔女」を、現在使っています。