2021年には、「完全除去を続けるより経口免疫療法は有用」と、食物アレルギー診療ガイドラインが発表され
厳しい除去での治療は、もはや過去のものになったようです。
国立成育医療研究センターからの昨年度に発表した内容によると
症状を出さずに食べられる量の100/1の量で食べ始め、
10/1量で維持すると最も安全で効果的なのだそうです。
私は一人目の子供の時に、医師の指導の元で完全除去を体験しました。
二人目と三人目では、担当してくれた医師が転居したので、経験をもとに自己流で除去をしました。
その際に、アナフィラキシーには凝りていたので、当たり前のように目玉焼きやコップ一杯の牛乳がおやつに出る世界は望まず
卵ボーロのような、少しだけ卵成分を含むお菓子などをたまに食べさせ
少しだけは食べられる世界を目指して、小学校に上がる時までを目標に食べ慣らしました。
少しだけ食べられたら、急激なアナフィラキシーで突然死ぬほどのダメージはこないのではないかと思ってやっていたことです。
期せずして、感覚で自身がやってきたことは、方法論として正しかったのだとわかったので、
今回の記事で、すごくすっきりしました。
また、20年ほど前から研究され始めた経口免疫療法を初めて知ったときは、そんなことをしてアナフィラキシーは大丈夫なの?
と、経験者の一人として ぞっとしていたのですが、
記事を読む中で、現実にアナフィラキシーを起こすお子さんが、かなりの確率でいたことも今回知りました。
完全除去でつらかったうちの子と同じ世代のお子さんたち
経口免疫療法でアナフィラキシーを起こしながらも、アレルゲンを飲むことを強いられたいたヒロさんのような世代のお子さんたち
どちらも幼い子供たちの心に傷を残すかもしれないつらい経験です
まるで実験のモルモットのように、たくさんのアトピーに悩まされる子供たちが「食べられなかった」り「食べさせられたり」して辛酸をなめ
それらがデーターとなって積み重ねられて40年近くたち
やっと・・
もっと安全で効果的な食物アレルギーの治療法が、もうすぐ確立するのかもしれません。
普通に食べられなくても、かわいそうじゃないよ。
ちょっとだけ食べられたら、ゆっくりと食べられる世界が広がってゆくよ
だから、
焦らずに、ゆっくり大きくなるお子さんを見守ってあげてくださいね。
今 切実に悩んでいるママたちに、食物アレルギーで追い詰められた経験を持つ私からのメッセージです
そして
これから生まれてくる子供たちやその両親が、食物アレルギーに泣かない世界が早く来ればいいのにと、心から願っています。
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