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アトピークッキングは、野菜中心で大正解! [除去食・代替食について]

 アトピーっ子=ミネラル不足っ子 だとも言われます。

 そこで、我が家のアトピークッキングには、野菜や海草がたっぷり。

 実は、ほんの百年ほど前までは、私たち日本人は、ご飯にみそ汁、漬け物に、ほんの少しの魚といった、食生活を送っていたというのはご存じですか?

 今の一般的な食べ方に比べて、かなり粗食ですよね。

 でもこれが、私たちの遺伝子に刻まれた食文化だったんです。

 食文化は、この40年あまりで激変しました。でも、遺伝子情報は、急激には変えられません。

 食べ方だけが急激に変わっても、わたしたちの体は、それを受け入れて、上手に栄養を取り込めるように変化するほど、柔軟には出来ていないのです。

 卵や牛乳はもちろんのこと、肉類、油っぽい食べ物のような、高脂肪高タンパク食品が急激に増えれば、体がSOSをだしてしまいます。

 その信号の一つが、アトピーだったと考えればいいんだと思います。
 
 だから、アトピっー子向きな野菜中心の食生活は、そんな本来の食べ方へ戻っていくだけの事。

 栄養が足りないのでは?なんて心配せずに、小食の幼い子供達のために、同じ量を食べても、栄養価がより高くなる旬の野菜を選んで、まずはたっぷりそれらを摂れる調理法を学んでみてくださいね。

 食物繊維とミネラルを、野菜から摂取することで、体調を整え、肌のトラブルを予防したり、修復して潤す効果や、体に合わないものを早く排出して、湿疹が吹き出しにくくなる効果が期待できますよ。

 うちは野菜なら、十分食べているわ ・・・って?そうでしょうか?

 例えば、毎日、黄土色の便が長く、するりと出るようになったら、合格点!

 でも、毎日出ても、こげ茶色の便や、ポロポロ便では、まだまだ食べ方に偏りがあります。さて、お子さんはどうでしょうか?

 いいうんちが出てる子は、腸の働きも健康的なため、食べた食材に含まれるアレルゲンをブロックする機能や、それを早く排出する能力が高いですが、年中便秘症なら、腸の内部も弱っていて、アトピーにはマイナスです。

 アトピー四コマ漫画にも載せましたので、良かったらこちらもご覧下さいね。
http://yoikomap.nobody.jp/4koma-11.htm


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ソフトな除去食は、成長を妨げない素敵な食べ方だと思います [除去食・代替食について]

食べ物での制限を上手に取り入れることで、アトピーを軽くやり過ごすことも可能だよと言う話やその情報を、「除去食・代用食について」のコーナーでは書いています。

 これまで書いた部分を読んでいただくとおわかりになるように、食物アレルギーの多い2、3歳ぐらいまでのお子さん、とりわけ、離乳食が始まる頃の赤ちゃんの食べ物に気をつけながら育てることは、アレルギー症状を軽くするのに有効だと私は感じています。

 私のHPの食べ物について書いた部分から、「母乳とアトピー」なども読んでもらうと、なぜそんなことを書くのかが、よりわかりやすくなると思います。

 また、「除去食は、子供の成長を止めるから止めなさい。」と医師に言われる場合もあるかもしれませんが、私がメルマガで提案している「卵と牛乳なし」なお料理くらいなら、ごくごくソフトな素材の制限で、決して成長を妨げるような食べ方をすすめているわけではありません。

 しかも、食べられない素材を補って余りある、健康食材のあれこれを、たくさん紹介した上での制限ですから、子供が丈夫に育つメリットはあっても、成長に悪影響が出るような制限は提案していないので、「制限食」と言う言葉だけではじめから引いてしまわず、幼いアトピーっ子の体をいたわる、こんな食べ方の世界もあることも知っておいて下さいね。

 ●フライパンで作れる料理をいろいろまとめたページへは、こちらからどうぞ

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食事制限は、特別な子のためだけじゃないよ [除去食・代替食について]

 食事制限と言うと、とても症状がひどい子が、食べられる物がなくて、やむなくやっていると印象を受けているママもいると思います。

 もちろん、その場合もあります。

 例えば、本当に体に合わない物を口にしたときには、顔がはれたり、吐いたり、全身にじんましんを起こしたり、意識を失ったりと、・・・それはもう、書くのも怖い症状が、ほんの数分~30分くらいの短い時間で起こります。

 これは、今の時点で、体が受け付けないから、明らかに食べてはいけない食べ物のサインなのです。

 でも、これらの食べ物の中にだって、2、3歳過ぎたら、平気で食べられるようになる素材も、結構たくさん含まれているというのは、知っておいてね。

 でも、こんな激しい症状を起こす子だけが、食べ物のトラブルを抱えているわけではありません。


 体が受け付けないサインを出しているにも関わらず、親が気づいていないだけの場合も、案外多いんですよ。


 口と食べかすがついた口の回りが少しふくれて、小さなじんましんが出ていたり、のどに異常が起きて、カゼでもないのに咳をするなど、食べている前後に、小さなサインを出していることも多いんです。

 でも、子供が何も言わないことが多いので見過ごしてしまいます。

 また、湿疹がすぐには出なくて、アトピーとの因果関係がよくわからない場合も多いのです。

 ですから、アレルゲンになりやすい素材だからと、とりあえず予防的に摂取するのを控えてみたら、なぜか全身の症状が軽くなってくる場合だってありますよ。

 つまり、激しい拒否反応が、起こらない場合の方が多いから、わずかに反応しているアレルゲンは、見過ごされがちで、制限されないまま、幼い時期に、たくさん摂取してしまい、内臓に負担をかけている事もあるのです。

 すると時には、不幸なことに、ずっと食べ続けて、体が我慢できる摂取の上限を越えてしまい、幼稚園や小学校に上がった頃からアレルギー体質が悪化してしまう事もあるようです。

 そして一度、過敏になってしまうと、食べ物であれ、化学物質で荒れ、微量の物質にでも反応することが多いから、アトピーの世界は、やっかいです。

 体が我慢できる上限は、人により様々ですが、絶対こうだと言える部分もあります。それは、幼くて、体が小さな赤ちゃんほど、上限はすぐ来ると言うこと。

 食べ物によるアレルギーがおおいのは、0~2歳児くらいが多いと言われます。

 ですから、体の小さなこの時期に、成長を損なわないよう気を付けながら、アレルギーを起こしやすいと言われる食べ物や、親達自身が、体に合わないと感じてきた食べ物を、用心のために制限しながら育ててあげることは、とっても大きな意味を持つし、将来、アレルギーに関わる症状で、我が子につらい思いをさせないための予防策としても有効なのではないかと感じるのです。


 もちろん、それがエスカレートしてやりすぎてしまう場合があってはいけません!

 だから、除去食が誤解されてしまうのではないかと思うのですが、 アトピーに伴う制限食を実行しているときに、一番怖いのは、この漫画のようなパターンに陥ってしまうことではないかと思います。

ato9121.jpg
ダブルクリックで鮮明になります。

 これは決して特殊な話ではなく、アトピーについての知識が中途半端な時には、結構、これに似た出来事が起こってしまいます。         
            
 「湿疹が出る=食べ物のせい」でも、「湿疹が出る=ダニやほこり」ばかりではないんだけど、アトピーの原因はコレ!!って、ある時思いこんでしまうと、人に相談することがないまま、親子だけの世界の中で、治してあげたいという思いが空回りして、どんどんエスカレートしていくのです。

 これでは、子供の健やかな成長は望めませんし、アトピーだって決して良くはなれないので、こんな除去食を個人の判断でするのは、もちろんNGですよ。


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●保温調理鍋は、調理を楽にするアイテムとしてよく利用します。
 いろんな使い方やレシピを載せていますので、こちらから参考にしてくださいね。

●フライパンだけでできる簡単料理やつ飼い方のコツをこちらにまとめました。


●チュビファーストでの手当について、こちらで詳しく載せています


サイズがいくつかあります。緑、青、黄色の順に、包帯が太くなってゆきます。乳幼児の手足なら緑、それ以上の体格なら青を手足に使うのが目安です。青箱が大きめで、使い回しがきくため、一番人気があるようです。これらは、一個から気軽に送料無料で試せますよ。黄色はさらに太くなるため、子供の胴体用にも使えます。伸縮性はありますが、あまりきついサイズにならないよう、選んでくださいね。


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離乳食期に、アレルゲンになりやすい食物を制限する事で、その後のアトピーの経過がぐんと違う [除去食・代替食について]

 前回、ママの思いこみによる厳しい食事の制限は、栄養が足りなくなって、子供の成長に影響も及ぼすからNGよと書きました。

 ちなみに、食べなければ湿疹は出なくて、その意味では良いと言えるのかもしれませんが、栄養のバランスが崩れたら、肌がカサカサしてかゆみが増したりする事もあるから、肌の状態が決して良くなれるわけではなくて、結局アトピーも良くはなれないと思うのです。

 実際に厳しい食事制限も体験してみて、制限をしていても楽だなと感じるようになったのは、制限が「卵と牛乳」程度に減った頃からでした。

 これくらいの制限なら、成長に欠かせないタンパク質は、豆や魚、肉など、複数の素材から摂取出来るので、献立がいろいろ工夫出来ますし、大豆がOKなら、しょうゆやみそなどの和の調味料の大半が使用出来るため、インスタント食品を便利に使う生活さえ手放せば、不自由なく食べられて、そのうち、手作りに不便も感じなくなります。

 ところが、大豆や米、小麦がらみで、調味料に制限がかけられると、ノン大豆みそ制限対応しょうゆを使うことになり、これを使い分けながら調理するのは慣れるまで大変です。

 さらに、大豆や米、小麦などを制限する調理のレベルになると、ある程度、医師や栄養士の指導を受けてから取り組まないと、本人は制限をちゃんとしているつもりでも、実は、網の目のようにチェックからこぼれて、加工食品や調味料などでアレルゲンを摂取している・・・なんて話は、良くあることです。

 果たして、その子に、どこまで制限するのが適当なのか?

 これには個人差があるのでむずかしいです。

 たくさんの種類の食材を、一歳過ぎくらいまで しっかり除去出来た方が、その後のアトピーが軽いかもしれませんし、逆に、そこまで厳密に制限しなくても、大丈夫だったのにという場合もあるでしょう。

 
 ちなみに うちの子は、三人とも、食物の一部を幼児期まで制限しながら過ごしました。

 幸いにも一人目で、医師や栄養士の、大変ていねいな指導を受ける事が出来たので、既に身に付いていた、食事制限の知識を元に、後ろ二人の子については、離乳食を食べ始めた時点から、食事を工夫する事が出来ました。

 基準にしたのは、上の子や、私、そして、私の父などの身内が持っていたアレルギー。

 兄や親などがアレルギーを起こしやすいと感じていた食材(卵や牛乳など)は、出来るだけ遅く食べさせるというやり方です。

 まずは、1歳頃までを目標に、食べるのを遅らせる。(もちろん、ひどいショックを起こした食べ物なら、もっと後で、医師と相談しながらですが・・・)

 少し試してみて、ダメそうなら、さらに、1歳半。でも、反応がひどければ、さらに先まで待ってから、また試す。

 こんなイメージです。

 おかげで、生後二ヶ月から一年くらいにかけて、一時期は湿疹も激しく、黄色い汁がでるわ、顔がむくむわで、頭もハゲていた末っ子の皮膚も、2歳を越える頃には、ツルンツルンのしっとりお肌に変わりました。

 アレルゲンになる食べ物を制限することで、体への刺激を減らし、体の内側を守ってあげられたから、その分、使った薬の量も少なくて、末っ子は、内服薬をほとんど使わずに、湿疹のひどい時期を乗り越えることが出来、その後も、元の状態に戻ることはありませんでした。

 離乳食期から、適切に、アレルゲンになりやすい食物を制限する事で、その後のアトピーの経過がぐんと違ってくる・・・


 これは何も、私一人の体験談でなく、同時期に、食事制限を体験した当時のアトピー仲間たちが、成長していく我が子を見ながら実感する共通の話題なのです。


 でも、以前から書いているように、素人考えで、食べ物に関する知識が不足したまま、極端な制限をすると危険です。


 じゃあ、どの程度の制限ならいいのか?



 そう聞かれて応えるとすれば、安全な制限の目安は、髪の毛に浮かぶ天使の輪っか



 栄養が足りている子供の髪の毛は、つやつや輝いて、頭にかわいい輪っかが浮かびます。


 実は、これは、食事制限のお子さんに限った話ではなく、偏食のお子さんや、体に合わない物を食べ続けているお子さんにも言えることで、幼い子の髪の毛が明らかにパサパサして、赤茶けた様子であるなら、

 ちゃんと食べていない か、

 食べさせているのに 体に合わなくて、栄養がうまく摂れていない かの、目安になるように思います。


 ちゃんと食べているのに、体が丈夫でない 


 これなんかも、食べ物でアレルギーを起こしているのに、それを見過ごされているお子さんかもと、ちょっと気になるのです。


 体に合った食べ物でなければ、結局 体が受け付けなくて、栄養をうまく消化吸収出来なくて、丈夫になれない、天使の輪っかも生まれない。

 天使の輪っかって、単に愛らしいだけでなく、体に必要な栄養が摂れているよという印なんじゃないかと思います。


 [満月] アトピーで食べさせるのが怖いという体験に続きます


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アトピーで食べさせるのが恐い体験を克服して、もっと食べさせてあげなくちゃ [除去食・代替食について]

 実は、赤ちゃん期から2歳ぐらいまでは、食べる物によるアレルギーを起こす子が多いものです。

 例えばそれは、母乳やミルクを飲んでいる頃から始まります。

 やっと飲ませたと思ったら、すぐに吐いてしまう事が多かった一人目では、一体 この子は、どんな病気を持っているのだろうか?と、親として悩み続けましたが、吐くばかりで母乳が足りなくなって、ミルクに切り替えたら、良くなり、さらには、二人目を母乳で育ててみたら、吐かないし良く眠ってくれるのを見て・・・ああ、そうだったのか・・・と納得しました。

 
 原因は、母乳でした 


 母体である私が、卵も牛乳もたっぷり食べながら我が子に飲ませていた母乳に含まれるアレルゲンを、うちの子は、吐き続けていたのです。

 それでも、母乳は一度人の体の中を通ることで、オブラードでくるむように、アレルゲンをより体に適応しやすい形にしてから、赤ちゃんに受け渡しますから、離乳食のように直接食べる場合とは、影響力が異なります。

 ところが離乳食では

 何が我が子のアレルゲンであるかがよくわからない。


 そもそも、我が子にアレルギーがあるとは思っていない
 に始まって、


 同じ食材でも、生で食べるのと、火を通して食べるのとでは、アレルゲンの刺激の強さは異なる。

 食べ物には、仮性アレルゲンを含む食材もある。

 少しは食べられても、たくさん食べると、激しい拒否反応を起こすことがある・・・etc


 あげればキリがないのですが、我が子が食べたものでアレルギーを起こす可能性があると、覚悟しながら、はじめてのお子さんに離乳食を食べさせているママって、一体 どのくらい いらっしゃる事でしょうか?

 少なくても私は そんな事なんて、全く考えたこともありませんでした。


 だからもちろん!、アレルギーを起こす食べ物を口にした我が子が、嘔吐や咳き込み、じんましん、呼吸困難、全身のはれのような、様々なアナフィラキシーショックを起こすことなんて、想像出来なかったのです。


 なのに、何も知らない状態で、突然 それを目の当たりに見ましたので、血の気が引きました。

 
 きっと、同じ体験をされたママは、どの方も大変な精神的ショックを受け、心のトラウマになってしまったのではないかと思います。


 しかも、、「うちの子はとんでもなく重い症状のアレルギーを抱えているに違いない。」と、あまりの衝撃に思い込んでしまい、その後は、新しい食材を食べさせるのが、怖くて、怖くて・・・。と言う方も多いのではないでしょうか。

 
 実は、うちの子 三人も、大なり小なり、みなさんこれをやりました。

 ぞっとしました。

 ところが、アトピーの親の会に入って、赤ちゃん期から幼児にかけては、こんな体験をする子も、案外多いんだと言うことを知って、そこから 新しい食材を食べさせてゆく勇気が出ました。

 
 食べ物への拒否反応やショックを起こすのは、そんなに特殊な事ではなかったのです。


 でも、そんな体験をした うちの子達も、今では、給食を全てペロリと平らげて帰ることが出来るようになりました。

 もちろん、どうしても体質的に食べられないと言うお子さんもいると思いますが、「うちの子は深刻な症状の子なんだ」と思いこんで、もう食べられても、食べさせるのが恐くて、食材が増えないママも、けっこう大勢いらっしゃることと思います。


 「乳幼児期の症状の重さ」=「食べられない体質」ではないので、不安に感じているママも、あまり心配しないで下さいね。  

 医師に相談しながら、食べられる食材を増やすのが一番理想的ですが、除去食の指導を詳しく出来る医師の数は限られているため、なかなか診てもらうチャンスがなく、悩まれているママも多いと思います。

 少しでもアレルギーを起こしにくいよう、食材を選択し、調理して、安全に食べるコツも載せながらメルマガを書いていますので、参考にしてもらえたらいいなと思います。

A72B13.jpgダブルクリックで鮮明になります。


 [満月] アトピーで激変した食生活のその後の話しに続きます。

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